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2011年3月31日 (木)

原発事故の排水処理について

 被爆という戦争体験のある日本に、予知されていたとは言えあまりに巨大な地震と津波の大災害の副次被害として、恐れていた原発事故が惹起されてしまい、三週間が経ったいまなお未解決のままで、その推移を全世界が固唾を呑んで注視しています。

 建設四十年後になって、正常に稼働中のGE製沸騰水型原子炉群がよもや一度に廃炉に向け深刻な被害を受けるとは、何人も予測されてはいなかったのではないでしょうか。訳知りの評論家の方が、「過去は皆賢人」の譬えに準えるかのように、環太平洋周辺の国々で頻繁に起きている巨大地震をなぜ予知できなかったのか、原発事故の最悪シナリオを東電はなぜ想定していなかったのか等々、我が意を得たりとばかりにジャーナリスティックな後追い論陣を張っています。

 この原発事故に対する巨額な補償費用の負担の重みに、東電は優良独占企業の地位が脅かされいますし、発行して間もない2000億円の米国外債の裁判絡みとなる難儀な法的処理などが、事後に待ち構えています。

 原発事故処理を巡って、専門的に的確な提言をなされるものと大いに期待していた二人の賢人がおられます。この分野の最高教育を受けられ、かつ研究成果と学位を誇っておられる「大前研一」氏と「田坂広志」氏のお二人です。どうして沈黙を続けておられるのでしょうか、両氏を敬愛する者として理解に苦しみます。どうか先頭を切って自家薬籠の論陣を張ってご提言を頂きたいと思います。

 原子工学分野の一方の旗頭である東工大のご出身である理系の菅直人首相がおられたことに的確かつ最適なご判断のあることを大いに期待していたのですが、期待し続けていてよいものでしょうか。ともあれ、菅首相に対しては全て結果責任の厳しい政治評価が年内にも下されるものと思われます。

 さて、狭量な知識を省みず思い切って、原発の排水処理についての提言を試みたいと思います。納豆由来の「ポリグルタミン」を排水に添加して粒子凝集を効果的に行い、これを簡単なフィルタリングの前処理して、水分離を高効率に行っては如何でしょうか。逆浸透膜処理も日本の得意技術です。ポリグルタミンの開発・製造・販売を意欲的に行っている㈱日本ポリグル社は、バングラディシュで行ってきた水浄化事業、あるいは着磁機能を付加したフィルタリング簡素化などで、マスコミを介して人口に膾炙しているとおりです。食物由来の安価で安全かつ処理が簡単な有機材料ですので、採用検討を期待しています。

 米国に続きフランスが、日本に原発事故処理に対して技術援助を申し出てきています。原発保有台数と技術の順位が1位と2位の米仏両国が、同3位の日本を舞台に技術協力することには大いに敬意を表しますが、同時に冷徹なビジネス世界の現実が存在していることも事実です。仏アレバ社は数兆円に昇る福島第一炉1号~6号機の廃炉処理の受注を当然のこととして視野に入れているでしようし、現在は日系企業傘下にある米国原子炉企業の復権と拡張を米国はチャンスとして虎視眈々と狙っているものと思われます。

 今年の夏も熱波に悩まされそうです。節電の意味を込め、早々に「よしずを手配しました。世界を見渡せば、中東紛争の行方、地震津波からの復興、金融財政の解決、温暖化対策、環境問題とあまりに地球的な課題が続々と降りかかってきます。戦争なんてしている暇も理由も全く無いようですね。今回、全世界から多くの支援を受けてみて、友好平和をずっと堅持して行かなければならない、と改めて決心しました。皆さんは如何でしょうか。

 

 

 

 

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